落ちている木を拾うのは危険!キャンプやアウトドアで使わない方がいい理由を教えます。

よくキャンプ系動画や雑誌で、キャンパーさんが落ちている木を使って焚き火ハンガーに

したり、トライポットにしているのを見るんですが・・・

はっきり言って危ない!!

見た目は確かに無骨でかっこいいんですが、木が落ちるには理由があるんです。

今回は落ちている木がなぜ危ないか、教えちゃいます!

理由は【枯れ】

生きている木の枝が急に落ちる事って実はないんですよ。

誰かに折られたり、自然災害(強風や落雷等)なら折れて落ちてきますが、何もない元気な木の

枝が都合よく落ちるって事はほぼありません。

落ちている大半の木や枝は【枯れ】が原因です。

枯れて落ちている木は中がスカスカでとっても軽いのですぐわかります。

焚き火用の薪に使うなら最適ですが、ハンガーやトライポットで使うのは強度的にやめた方が

いいと思います。

枯れる理由は?

大半は病気か虫が原因です。

寿命や水不足で枯れてしまう時もありますけどね。

特に虫被害で枯れることが多いような気がします。
ナラや松が虫にやられて枯れてしまうというニュースもたまに目にしたり・・・

木の表面に白や黒い物が付いていたり、幹に穴が開いていたら確実に病気か虫にやられています。

落ちている木がその状態だったら触らない方がいいですよ!

枯れた木は危険がいっぱい!

たまたま落ちている木を見つけて、乾燥してるから薪にしよう♪
なんて思ってる方!

素手で触るのはやめましょう!!

枯れ落ちてる木って実は危ないんです!

木って枯れてもすぐに枝が落ちたりしないんですよ。

時間がたって、中がスカスカになってから折れて落ちてくるんですが、スカスカになるまでの間に
何が起こると思いますか?

キャンプで経験済の方もいると思います。

マダニの脅威・・・

マジでよく付いています。
触るならせめて軍手を付けてください。

マダニもいやですが、もっと脅威なことがあるんですよね・・・

たまにですが、木と木の皮の間に大量の虫が潜んでいます。

特に丸太や太めの枝にいる確率が高いです。

枯れ木は虫の巣窟!

枯れ木を見てきたなかで特にトラウマレベルでぞっとしたことがありました!

樹皮をめくったら大量のゴキブリがいたことです!

※画像はイメージです

気持ち悪すぎて失神しそうになりましたよ(笑)

あと土の地面に落ちている太い丸太の枯れ木を転がすとヤスデやムカデもいるので注意が必要です。

特にムカデは毒を持っていて、更に胴体を真っ二つにしても生きているので気をつけましょう。

猛毒のカエンタケ

最近では都会の公園でちらほら見かけるカエンタケは猛毒のキノコです。

食べれば死の危険性ももちろんですが、厄介な事に肌に触れるだけでも危険なんですよね。

実はカエンタケが発生しやすいのが・・・枯れ木なんです。

特にナラや松の枯れ木にカエンタケが自生することが多いため注意が必要です。

もし見つけたら絶対に触らないで、市役所に電話しましょう!

毛虫に注意

毛虫によって葉を食害されて樹木が枯れた場合は注意が必要です。

※画像はイメージです。

毒のない毛虫なら大丈夫ですが、チャドクガの場合は死骸の毛に触っただけでも危険です。

チャドクガは基本何匹も束になってくっついていることが多いので、怪しいと思ったら素人は触らずにほっておくことが最善の手段になります。

安全に枯れ木を拾うための準備

散々枯れ木についての危険性を書いてきましたが、どうしても枯れ木を使いたい場合は安全を確保できる準備をして拾いましょう。

まず服装は長袖・長ズボン、そして手袋は必須です。

一番大事な事は安易に触らない!!

まずは足で木を転がしてみる!上記で書いた危険な状態がない事を確認できたら拾う!

これだけでもだいぶ安全性が高まります。

大げさって思う方もいるんでしょうが、それぐらい落ちてる木は危ないんです。

半袖短パンでキャンプ場(特に山の中)に行く方は少ないと思いますが、これ以外にも虫刺されやケガを予防するために長袖・長ズボン着用を推奨します☺

では、よいキャンプライフを♪

おすすめの記事