ペール缶をお洒落なマルチツールBOXに大変身

こんにちはあっ君です。今回はどこにでもあるペール缶をお洒落なマルチツールBOXに大変身させちゃいます。
ペール缶を上手にDIYすることにより、椅子・テーブル・物入れなどマルチに使える夢のようなボックスをつくりたい!!

キャンプの道具(ギア)にもなり、部屋のちょっとしたインテリアに最適♪
また夏の野外バーベキューに利用しても大活躍です。

そんな便利なペール缶DIYを今回ご紹介したいと思います。

用意する物・道具

【ペール缶の材料】

ペール缶12L(ない方は20L缶でも可能)

ペール缶フタ(12Lと20Lのフタのサイズは同じです。)

ベニヤ板厚み1.5センチ(50cm✕50㎝で1缶分)

塗料(今回使用しているのは油性ニスです。塗料は好みでチョイスしてください。野外で使う物は必ず油性塗料を使用しましょう)

スプレー(ペール缶を塗装するスプレーです。今回使用したのは油性アクリルスプレーです)

紙やすり(60番400番600番)

耐水ペーパー

カーボン紙

型紙

ボンド(接着剤)

アジャスタベースM10(4個)

六角ナットM10(長さ10cm・4個)

タッピングビス 太さ3㎜長さ10㎜12個

【使用工具】

電動ジグソー

ディスクグラインダー

ベルトサンダー

電動トリマー

ステップ1・ペール缶の塗装

まずはペール缶をキレイに乾いた布等で拭きましょう。
ペール缶に汚れがついていると上手く塗装できません。

汚れを取り終わったら、缶の両ふちを養生します。(マスキングテープがあると簡単に剥がせるので便利です)

上記の処理が終わったらスプレーで塗装します。(塗装を剥がれ難く仕上げたい場合はここで、密着スプレー(プライマー)を吹きかけてください)

まずスプレー塗装をする際は風がない日のほうが塗装は圧倒的にやりやすいです。
また埃や塵が舞う場所をなるべく避けましょう。

もし地面に置いて塗装する場合は地面をキレイに清掃してから作業をすると細かいゴミがつきにくくなります。

スプレーを使って塗装を行う場合は塗装する物体に近すぎると、ダマになったり液垂れの原因になりますので、少し離して全体的にまんべんなく吹きかけてください。
一回で仕上げようとせずにで何回も薄く塗装する感じです。

ペール缶全体的の塗装が完成したら一度乾かして再度塗装します。
ペール缶のフタは塗装してもしなくてもOKです。
今回は塗装せずにそのまま使用しました。

両縁の鉄の部分を養生して塗装

つや消しブラックで塗装1回目

ステップ2・ステンシル

次はペール缶にスプレーで文字を入れていきます。
適当な白い紙を用意して(うすすぎると破れるのである程度厚いもの)ペール缶に書きたい文字を書き出しましょう♪

今回はパソコンでデザインした文字をプリントして型紙を作りましたが、用途に合わせてコピー用紙に鉛筆などで自分で書き出してもOKです。

市販の型紙を用意して型紙の上にカーボン紙をのせ、先ほど書き出した紙をカーボン紙の上に乗せて鉛筆などでトレースします。(文字をなぞる)
型紙は市販の100均の物を使用しましたが、ステンシル型紙を使えばなお良いです。用途に合わせてチョイスしてください。

パソコンからプリントした文字

カーボン紙を敷いてトレース

型紙に字を写し終わったら文字を切り抜きます。
カッターでも構いませんがデザインカッターがあると便利です。
慣れてない方は最初はくねくね曲がる筆記体よりも、直線的なゴシック体から始めるといいと思います。

型紙の作成が完了したらペール缶に型紙を貼り付けます。
型紙を貼り付けたら周りに色がつかないように養生してください。

剥がれそうな場所はマスキングテープで固定する。

型紙を張って養生した状態

養生が完成したら塗装の工程にうつります。
塗装は先ほどのようにスプレーを少し離した状態で均一にふりかけましょう。
型紙が紙でできているのでサッと1度塗りで仕上げます。

あまり型紙を濡らしすぎると後ろまでスプレーが浸透してしまいます。
スプレーが乾いたら養生を剥がして完成です。

ステップ3・ペール缶に取り付けるテーブルを作る

缶の塗装が出来たら次はペール缶のフタにベニヤ板を加工して取り付けます。
ベニヤ板を直径28にカットします。

薄い木の板(長さ35cm)を用意してベニヤ板の上に置きます。
中心に釘を打ち板がとれないように固定しましょう。

中心から14cm離れた場所に釘を板に打ち込みます。
この時ベニヤ板まで打ち込まずに板から釘が少し出る程度にしましょう。
これをコンパス代わりにしてベニヤ板に円形の線跡を付けます。

線を書き出したら次は電動ジグソーでベニヤ板を線跡にそって切っていきましょう。
切り終わったら次は円の歪みをディスクグラインダーで整えます。削り過ぎに注意しましょう。

円形の跡に沿って切ります。

角ばってる端の部分を削る

次はベニヤの端を電動トリマーで丸く切ります。丸く切らなくても問題ないですが、仕上がりがぐっと本格的になります。

【木工用トリマー初めての使い方】

ベニヤの両面を見比べて出来るだけ荒くない面を仕上がり面にしましょう。
角を仕上げたらテーブルにする面だけをベルトサンダーで研磨します。

裏面は最後にフタにくっつきますので研磨しません。トリマーで研磨した場所やベニヤの角は60番の紙やすりで磨きます。

ステップ4・塗装

出来上がったフタを塗装します。(使用塗料は油性ウレタンニスを使用)
ニスはペイント薄め液で薄めて使用します。
2~3割程度シンナーで薄めます。季節や温度でニスの伸び具合を調節して薄めてください。

一度ニスを塗り乾かしましょう。(ニスを塗る場所は太陽が当たらない日陰で塗り乾かしましょう。気泡ができる場合があるからです)

乾いたら一度ベルトサンダーで研磨しましょう。
全て削らずに色の部分を部分的残します(色に深みをもたせることが目的です。)

一度ニスを塗り乾かす色はエボ二ーを使用

クリアーを使用する場合は研磨しなくて大丈夫

再度ニスを塗り乾かします。ニスを塗る際はゴミやホコリを綺麗にふきとってから塗りましょう。
ニスを塗る際は薄塗りを心がけて、磨いては塗るを繰り返す事で艶と光沢が増します。
乾いたら400番の紙やすりで磨き、またニスを塗り600番の紙やすりで磨いて最後は耐水ペーパーで研磨します。(耐水ペーパーは水を含ませながら磨きます)

ステップ5・板をフタに取り付け台座を作る

出来上がった板をフタに取り付けます。強力接着剤やボンドで接着していきます。
フタの鉄の中心部は接着力を上げるために紙やすりで磨きます。

ペール缶のフタは本体に取り付けると最初は中々はずれないぐらい硬い作りです。
フタが馴染むまでは隙間に潤滑油などを付けると取れやすくなります。

次はペール缶のフタがちょっとした台座になるギミックを取り付けます。
コレを取り付けることでペール缶のフタを開けて物をすぐ取れる状態にしていても、フタをちょっとした台座にすることが可能です。
またキャンプで使用する際はテントの中でローテーブルとして使用が可能です。

購入したアジャスタベースがシルバーでしたので、ペール缶を塗装したスプレーで塗装します。
フタを裏返してアジャスタベースを4つ角に均等に取りバランスよく取り付けます。
ビスでアジャスタベースを固定します。

後は台座にして使用したい時にアジャスタベースのネジ穴にナットを回して取り付ければ完成です。

完成

全ての工程が終わり、コレでマルチに使えるペール缶の完成です。
中にも道具がたくさん入れれるのでキャンプ道具をしまっておいたり、しまったまま椅子にもなるのでかなり便利です。

まだまだアイディア次第で活躍の幅が広がりそうですね。
ぜひご覧になった方々もペール缶DIYにチャレンジしてみてください。

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